2020.12.06本学会会員の児童福祉法違反の疑いでの逮捕につきまして

2020年12月6日

すべての皆様へ

日本児童青年精神医学会
代表理事 飯田 順三

本学会会員の児童福祉法違反の疑いでの逮捕につきまして

 北九州市におきまして思春期外来を担当する精神科医師が、治療を担当していた女子中学生に対し淫らな行為をさせたとして、児童福祉法違反の疑いで逮捕されたと報じられています。逮捕された精神科医は、本学会の会員であります。被害に遭われました女子中学生ならびにご家族、関係者の方々に対し、深くお詫びを申し上げます。
 本学会は「全ての子どもを掛けがえのないパートナーとして、その尊厳と人権を尊重し、児童青年精神医学が保健・医療・福祉・教育・司法等の向上発展に寄与するよう、献身しなければならない」ことを学会基本理念に掲げております。そして、子どもの心を守り、支え、育むことこそが我々の使命です。報じられている内容が事実であれば、女子中学生、さらに治療を提供すべき子どもに対して、治療者でありながら心身を傷つけたのであり、強く非難されるべき行為であることは言うまでもありません。
 本学会としましては情報収集に努め、事態の推移を把握し、しかるべく対処して参ります。同時に、学会基本理念に立ち返り、その役割を適切に果たすことができるよう邁進して参る所存でございます。