機関誌
「児童青年精神医学とその近接領域」
Japanese Journal of Child and Adolescent Psychiatry
第63巻 第1号 2022年2月1日発行
第61回日本児童青年精神医学会総会特集(Ⅲ)
テーマ:児童青年精神医学のこれから─「生きる」をまもり「育ち」を支えること─
子どもの人権と法に関する委員会パネルディスカッション:年長非行少年の処遇の現状と課題
少年法適用年齢引下げ問題と年長少年の処遇 | 木下裕一 | 2 |
18,19歳の非行少年の処遇の現状と課題 ─困難を抱えた少年達の理解と支援との立場から─ |
定本ゆきこ | 3 |
女子少年院における処遇 | 金子陽子 | 5 |
福祉に関する委員会セミナー:虐待を受けた子どもへの治療の取り組みと課題
児童心理治療施設の現状と課題─社会的養育の心理支援センターを目指して─ | 髙田 治 | 8 |
虐待を受けた子どもへの治療の取り組みと課題 ─児童養護施設における学童期・思春期を中心に─ |
内海新祐 | 9 |
虐待を受けた子どもの治療の取り組みと課題 ─児童精神科医療機関の立場から─ |
中西大介 | 11 |
教育に関する委員会セミナー:不登校児童・生徒への支援を考える
不登校児童生徒への支援施策について | 廣石 孝 | 13 |
児童精神科医療の立場から | 牛島洋景 | 15 |
新しい生活に向けた学校・保健室からの支援を考える | 細川愛美 | 16 |
不登校児童・生徒への支援を考える─スクールカウンセラーの立場から─ | 堀 英太郎 | 18 |
倫理委員会セミナー:研究倫理と当事者性
精神医学研究に固有の配慮─人権擁護と権利保護だけでは見落とされる課題─ | 糸川昌成 | 21 |
研究倫理と当事者性─精神疾患の親を持つ子の立場から当事者の守秘を考える─ | 夏苅郁子 | 22 |
国際学会連絡・国際交流基金運営委員会セミナー:アジア諸国のゲーム障害とインターネット依存(Gaming disorder and Internet addiction in Asian countries)
Internet addiction and Gaming disorder in Japan(日本のネット依存・ゲーム障害) | Tateno, M.(館農 勝) | 26 |
Internet gaming disorder: A South Korean Perspective | Kim, J., Saito, T. | 26 |
Parental Self-Efficacy in Managing Internet and Smartphone Use Among Parents of Adolescents with Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder | Yen, C.F. | 27 |
Internet addiction and Gaming disorders in Singapore | Zhang, M. | 28 |
心理職に関する委員会セミナー:児童青年期のこころに関わる心理職─その現状とこれから求められる専門性とは─
今問われる心理職の専門性とは─多職種連携へ向けて─ | 川瀬正裕 | 31 |
北里大学病院精神科における心理職の役割 | 神谷俊介 | 33 |
指定討論 | 森岡由起子 | 35 |
指定討論 | 小平雅基 | 35 |
生涯教育に関する委員会セミナー:第10回臨床研究教育セミナー
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ワークショップのデモンストレーション動画 |
症例研究
罪悪感情に着目した反抗挑発症男児例に対する治療の工夫 | 渡邉恵里,川谷大治 | 43 |
研究資料
高校生の抑うつの変化─2000年と2010年を比較して─ | 山口祐子,山口日出彦,弟子丸元紀 | 56 |
追悼
若林愼一郎先生 | 杉山登志郎,大高一則 | 68 |
書評
ぼくらの心に灯ともるとき 青木省三著 | 清水將之 | 71 |
編集だより
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