機関誌
「児童青年精神医学とその近接領域」
Japanese Journal of Child and Adolescent Psychiatry
第58巻 第1号 2017年2月1日発行
第56回日本児童青年精神医学会総会特集(Ⅲ)
テーマ:児童青年精神医学の基本に立ち返って
シンポジウム6:地域特性に応じた発達障害支援体制のあり方
S6-1.政令指定都市:時代先行の有利性と時代転換の不利性 | 原 郁子 | 1 |
S6-2.小規模市における発達障害支援システムの比較検討 | 関 正樹 | 8 |
S6-3.中規模市調査から見えてくるもの | 高橋和俊 | 15 |
S6-4.小規模町村における発達支援の現状と今後の方向性 | 髙橋 脩 | 22 |
シンポジウム7:小児の脳腸相関
S7-3.発達障害と腸内細菌叢との関連 | 三上克央 | 26 |
S7-4.小児心身症としての過敏性腸症候群 | 村上佳津美 | 30 |
シンポジウム8:児童青年精神科領域の治験の現状
S8-1.治験と臨床研究のあいだに | 三上礼子 | 41 |
S8-2.児童青年精神科領域の治験の現状 | 市川宏伸 | 44 |
S8-3.児童青年精神科領域の治験の現状─小児科医の立場から─ | 宮島 祐 | 48 |
シンポジウム9:若年発症の統合失調症と自閉スペクトラム症
S9-1.横断面の症状から見た統合失調症と自閉スペクトラム症の鑑別 | 阿部隆明 | 54 |
S9-2.若年発症の統合失調症と自閉スペクトラム症─併存例の診断と治療─ | 吉川 徹 | 60 |
S9-3.児童思春期の統合失調症とその周辺の標準的治療と支援について | 藤田純一 | 64 |
シンポジウム10:職域における発達障害への対応
S10-2.発達障害の障害者雇用─大学入学後に診断された事例への支援─ | 福田真也 | 70 |
シンポジウム11:児童領域の薬物療法の問題点
S11-2.小児の精神神経疾患を対象とした医薬品開発の現状と課題について | 中林哲夫 | 76 |
S11-3.児童思春期患者に対する向精神薬の適応外使用について | 辻井農亜,白川 治 | 84 |
シンポジウム12:東海大学を起点とした児童精神科臨床の実践
S12-1.乳幼児専門外来の実践と課題 | 寺岡菜穂子,青木 豊 | 90 |
S12-2.集団適応困難:未就学児童への支援体制作りにおける児童精神科医の役割 | 猪股誠司 | 94 |
S12-3.地域療育センターの活動と今後の課題 ─療育センターにおける児童精神科医の役割─ |
大屋彰利 | 98 |
S12-4.精神科診療所における児童思春期デイケアの試みと課題 | 朝倉 新 | 104 |
S12-5.児童思春期病棟─21年間の実践─ | 松田文雄 | 108 |
シンポジウム13:児童精神科クリニックからみた成人ADHDの診断と支援
S13-1.児童精神科クリニックからみた成人ADHDの診断と支援 ─特に女性のADHD について─ |
中野育子 | 115 |
S13-2.成人期AD/HDの診断フォーミュレーション | 原田剛志 | 119 |
S13-3.成人のADHDの薬物療法 | 大髙一則,岡田 俊 | 122 |
子どもの人権と法に関する委員会パネルディスカッション:セーフティネットからこぼれおちる子どもたち
保護観察対象少年の現状と課題─保護観察所の経験から─ | 牧山夕子 | 129 |
セーフティネットからこぼれおちる子どもたち─ファミリーホームの経験から─ | 土井高徳 | 130 |
子どもシェルターの現場から | 坪井節子 | 132 |
生涯教育に関する委員会セミナー:第5回臨床研究教育セミナー
臨床研究デザイン入門:研究の科学性と倫理性を考える | 中川敦夫 | 135 |
患者志向型臨床研究の始め方 | 松岡 豊 | 137 |
薬物療法に関する検討委員会セミナー:児童青年期精神科における薬物療法の実際2
児童青年期患者に対する向精神薬の適応外使用についての学会調査からみえてくるもの | 辻井農亜 | 141 |
児童青年期精神科における薬物療法の実際2─抗うつ薬編─ | 宇佐美政英 | 146 |
児童青年期患者における薬物療法の実際2─気分安定薬,抗不安薬─ | 泉本雄司 | 157 |
福祉に関する委員会セミナー:子ども虐待の地域支援─要保護児童対策地域協議会の現状と課題─
要保護児童対策地域協議会とは─制度化の背景と機能,課題─ | 才村 純 | 163 |
市町村要保護児童対策地域協議会を地域支援の中核とするために | 笹井康治 | 165 |
要対協の活用について─児童精神科医の視点から─ | 山下 浩 | 166 |
指定討論:要保護児童対策地域協議会を有効活用するために | 金井 剛 | 168 |
教育に関する委員会セミナー:今の子どもの育ちと支援─高校生年代の発達障害支援をめぐって─
児童精神科医としてかかわる中で考えたこと | 大高一則 | 170 |
高等学校現場から─学校における発達障害生徒の把握の現状と医療との連携─ | 丸山範子 | 171 |
高校生年代の発達障害の家族支援 | 篠山淳子 | 172 |
高等学校の現状と多様な実態に応じた支援の在り方 | 笹森洋樹 | 173 |
原 著
ASEBA行動チェックリスト(CBCL:6-18歳用)標準値作成の試み | 船曳康子,村井俊哉 | 175 |
ASEBA行動チェックリスト(TRF:教師用)標準値作成の試み | 船曳康子,村井俊哉 | 185 |
書 評
心の発達支援シリーズ1,2,3,4,5,6 野邑健二,永田雅子,松本真理子監修 | 髙橋 脩 | 197 |
増補 不登校の児童・思春期精神医学 齊藤万比古著 | 飯田順三 | 198 |
注意欠如・多動症─ADHD─の診断・治療ガイドライン 第4 版 ADHDの診断・治療指針に関する研究会,齊藤万比古編 |
田中 哲 | 200 |
学会案内
202
編集だより
203