機関誌
「児童青年精神医学とその近接領域」
Japanese Journal of Child and Adolescent Psychiatry
第62巻 第4号 2021年8月1日発行
第61回日本児童青年精神医学会総会特集（Ⅱ）
テーマ：児童青年精神医学のこれから─「生きる」をまもり「育ち」を支えること─
シンポジウム1：最新の自閉症学
| S1-1．自閉スペクトラム症の病態解明を目指して | 鈴木真生，中井信裕， 内匠 透 |
424 |
| S1-2．自閉スペクトラム症への早期介入効果を支持する動物モデル研究 | 牧之段 学 | 434 |
| S1-3．社会的コミュニケーションの障害の客観定量評価 ─自閉スペクトラム症中核状に対する初の治療薬を開発するために─ |
山末英典 | 435 |
| S1-4．自閉スペクトラム症ゲノム解析の現状 ─当事者・家族の期待に応える成果を目指して─ |
加藤秀一，有岡祐子， 尾崎紀夫 |
440 |
シンポジウム2：強度行動障害を伴う知的・発達障害児（者）の薬物療法と関係機関・家庭との連携
| 指定発言：強度行動障害を伴う知的・発達障害児（者）の薬物療法と 関係機関・家庭との連携：強度行動障害児者と薬物治療の意味 |
市川宏伸 | 446 |
| S2-1．行動障害を伴う知的・発達障害児（者）の薬物療法 | 吉川 徹 | 454 |
| S2-2．強度行動障害治療病棟での薬物療法と非薬物療法 | 會田千重 | 458 |
| S2-3．強度行動障害を伴う知的・発達障害児者の薬物療法を多職種チームで考える | 山下 健 | 463 |
| S2-4．患者さん中心の薬物療法 | 木下直俊 | 464 |
シンポジウム3：児童青年期における強迫症─その臨床像と治療，特に認知行動療法を中心に─
| S3-1．強迫症（OCD）における注意・欠如多動症（ADHD）併存のインパクトと対応 | 松永寿人 | 471 |
| S3-2．チック関連OCD | 金生由紀子 | 477 |
| S3-3．自閉スペクトラム症を併存する強迫症の認知行動療法 | 久能 勝 | 482 |
| S3-4．児童青年期における強迫症─その臨床像と治療 総論─ | 齊藤卓弥 | 490 |
シンポジウム4：摂食障害の早期発見と早期対応
| S4-1．小児科医の立場から考える | 岡田あゆみ | 492 |
| S4-2．総合病院で働く心理職の立場から─小児の入院事例を通して─ | 川添文子 | 499 |
| S4-3．児童思春期摂食障害治療の多職種チーム支援に向けて | 中里道子 | 503 |
| S4-4．養護教諭・学校関係者のためのゲートキーパー研修会の効果 | 服部紀代 | 504 |
シンポジウム5：子どものトラウマケア─組織としてどう取り組むか？─
| S5-1．児童相談所における子どものトラウマケア─組織としての多角的取り組み─ | 島 ゆみ | 511 |
| S5-2．子どものトラウマの適切な評価と対応：児童相談所におけるトラウマインフォームドケアの取り組み状況─児童心理司対象の質問紙調査から（第一次報告）─ | 花房昌美，野坂祐子 | 517 |
| S5-3．精神科医療機関における子どものトラウマケア ─組織の内外での連携と協働─ |
古田大地，壺内昌子 | 526 |
| S5-4．Cross-sector Collaboration to Promote Healing Centered Engagement | Miller, E. | 529 |
シンポジウム6：大人が意外と知らないネットやゲームのこと
| S6-1．ゲーマーによる日々の診療 | 和田慶太 | 532 |
| S6-2．ICTリテラシー向上のために大人ができること | 吉川 徹 | 536 |
| S6-3．発達障がいのある子どものインターネット利用に関する保護者の理解と対応 | 井上雅彦 | 542 |
| S6-4．ゲームの中で子どもたちは何をしているんだろう？ | 関 正樹 | 543 |
シンポジウム7：社会的養育と児童相談所
| S7-1．社会的養育のあるべき姿─「ソーシャルペダゴジー」を参照して─ | 森 茂起 | 550 |
| S7-2．新たな児童相談所の役割 | 佐野洋子 | 551 |
| S7-3．社会的養育における児童精神科医療の役割 | 庄 紀子 | 555 |
シンポジウム8：児童青年領域におけるレジストリの構築
| S8-1．子どものメンタルヘルスに関するレジストリ構築の取り組み | 宇佐美政英 | 563 |
| S8-2．薬物療法の観点から | 辻井農亜 | 568 |
| S8-3．児童青年のうつと自殺関連事象が提起する患者レジストリ研究の必要性 | 三上克央 | 572 |
| S8-4．「みちのくこどもコホート」研究がめざすもの ─東日本大震災被災地での長期的観察と支援の意義─ |
八木淳子，桝屋二郎， 福地 成，松浦直己 |
583 |
| 指定発言 | 岡田 俊 | 592 |
原 著
| 日本版WISC-Ⅳ指標得点と検査行動及び発達障害特性の関連の検討 | 岡田 智，仲田李江， 飯利知恵子，大谷和大 |
594 |
研究資料
| 家族性のQT延長所見がみられたADHD児童への メチルフェニデート徐放錠の使用経験 |
井上勝夫，石田匡宏， 宮岡 等 |
610 |
書 評
| 困っている子をほめて育てる ペアレント・トレーニングガイドブック 第2版 活用のポイントと実践例 岩坂英巳編著 |
齊藤万比古 | 618 |
| 実践セミナー 不登校の理解と支援 4つの視点によるアプローチ 池田久剛著 | 濱田尚志 | 620 |
| 発達障がいとトラウマ 理解してつながることから始める支援 小野真樹著 | 大河原美以 | 621 |
編集だより
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