運用変更について

認定医申請に関する運用変更のお知らせ

日本児童青年精神医学会 認定医審査委員会委員長
齊藤万比古

認定医審査委員会より、認定医申請に関する運用変更についてお知らせいたします。
2022年度より、認定医申請に関して、以下の通り運用することといたします。

① 入会年度から5年目の4月(例えば、2017年度入会者の場合は2022年4月)になった時より、認定医審査委員会に認定医申請を行うことができる。
② 認定医として認定された者は、認定された年度の4月1日付で認定医として登録される。

但し、入会年度とは、理事会において入会が認められた年度のことを指します(例えば、2017年度入会者とは、2017年4月から2018年2月に開催された理事会で入会が認められた者を指す)。
従来は、入会日時から満5年を経過した後に認定医審査の申請を受け付けていましたが、今後は、入会年度から5年目の4月より申請を行うことが可能となります。
つまり、以上の変更により、

  • ・2017年度(2017年4月から2018年2月)入会者は、2022年4月より申請可能(認定された場合には、2022年4月1日付で認定)となります。
  • ・2018年度(2018年4月から2019年2月)入会者は、2023年4月より申請可能(認定された場合には、2023年4月1日付で認定)となります。
  • ・2019年度(2019年4月から2020年2月)入会者は、2024年4月より申請可能(認定された場合には、2024年4月1日付で認定)となります。

このような運用変更を行うに至った経緯は以下の通りです。
子どものこころ専門医制度が設立され、2022年度より専攻医研修が始まります(注1)
それに先立って、2015年度より子どものこころ専門医暫定試験が行われています。専門医暫定試験では、本学会を含めた関連4医学会の認定医等(注2)を対象として専門医の認定を行っています。暫定試験に関して、日本子どものこころ専門医機構のホームページに以下のお知らせが掲載されています。

「子どものこころ専門医暫定試験は2022年度からは7月に実施いたします。暫定試験は2024年度までの予定です。2024年度は7月に加えて2025年3月に最終暫定試験を実施します。最終暫定試験の受験資格は2019年度中(2020年3月まで)に4学会に入会し、2025年3月末までに各学会の認定医を取得見込みの方となります。入会が2020年4月以降の方は2022年4月から開始される子どものこころ専門医研修を履修の上、専門医試験(本試験)を受験していただきますよう、よろしくお願いいたします。」

併せて、同機構より、本学会も含めた関連4医学会に対して、暫定試験の円滑な実施に協力するよう要請を受けています。
認定医審査委員会で、本件について検討を行ったところ、本学会認定医の認定要件のうち、会員歴に関する条項に検討が必要な内容が含まれていることがわかりました。

これまでは認定要件として、認定医制度施行規則第7条(2)に『継続して5年以上一般社団法人日本児童青年精神医学会の会員であること。』とあることから、入会から満5年が経過した会員からの認定医申請を受け付け審査してまいりました。このため、2019年度中に入会された会員においても、入会時期によっては認定要件を満たさないことが起こりえます。
このため、本件について、2022年3月13日の認定医審査委員会で議論を行い、2022年度より上述の運用変更を行うことといたしました。
これにより、認定医申請を早めに行うことが可能となります。認定医の認定にあたっては、認定医審査委員会による厳正な審査を行っております。一度の委員会で認定とならない場合もございます。認定医申請資格を満たす会員の皆様には、早めの申請を行っていただけますと幸いです。

尚、認定医審査委員会の日程及び委員会への審査締め切り日は、当該年度が始まるまでに、本学会ホームページ上にて告知しておりますので、ご確認をお願いいたします。
会員の皆様には、引き続き積極的に認定医申請を行って頂けますよう、お願い申し上げます。

(注1)
詳細はこどものこころ専門医機構のウェブサイトを参照ください。
http://kks-kokoro.jp/index.html

(注2)
関連4医学会の認定医等とは、日本児童青年精神医学会認定医、日本小児心身医学会認定医、日本小児精神神経学会認定医、日本思春期青年期精神医学会推薦医のことを指す。