第55巻 第4号 2014年8月1日発行

機関誌 
「児童青年精神医学とその近接領域」 
Japanese Journal of Child and Adolescent Psychiatry

第55巻 第4号 2014年8月1日発行

第54回日本児童青年精神医学会総会特集(Ⅱ)
スローガン:さがしもとめるかたち―過去 現在 未来をみつめて―

シンポジウム1:発達障害キャリーオーバーへの支援

S1-1.自閉症の臨床―こどもからおとなへ― 黒川新二 331
S1-2.小児期と成人期のADHD 研究 太田豊作 334

シンポジウム2:社会的養護と児童精神科の連携

S2-4.児童養護施設の課題―児童相談所から― 金井 剛 340

シンポジウム3:北海道における児童精神科医療の地域連携

S3-0.子育て支援からの発達支援
―地域連携のこれから・・・北海道からの発信―
安達 潤 346
S3-1.芽室町発達支援システムの取り組み 清末有二 349
S3-2.「すとりーむ」がいかされる時,それは「すとりーむ」をいかす時
―“わたし”がつかう支援ファイル「すとりーむ」―

千葉茂美,古木勉三,目良久美

356
S3-3.精神科思春期外来における自閉症スペクトラム障害患者の実態 武井 明,鈴木太郎 361
指定討論. 樋口一宗 367

シンポジウム4:児童思春期の統合失調症について考える

S4-1.児童青年期統合失調症の臨床的特徴 賀古勇輝 373
S4-2.成人期を迎えた児童・思春期発症の統合失調症例 広沢郁子 377
S4-3.早期支援の実際 市橋香代 384

シンポジウム5:ADHD の理解と支援について

S5-1.ADHD の理解と支援―DSM-5で何が変わるのか― 山田佐登留 390
S5-2.神経発達障害としてのADHD―その診断の妥当性とそこに潜在する課題― 岡田 俊 395
S5-3.学校・園におけるADHD がある子どもたちへの支援
―児童精神科医の立場から―
根來秀樹 399

シンポジウム6:子どもの育ちをめぐる地域集団と治療的集団―学童保育の今日的意義―

S6-1.子ども時代をイキる児童会館の可能性 山田弓人 410
S6-2.民間学童保育での子どもたちの生活 菊地千佳子 414
S6-3.子どもを見つけだすこと,そしてグループを信じられる経験を提供すること 渡部京太 417
S6-4.発達障害の子どもを育む放課後生活―学童保育が新しい可能性をひらく― 二通 諭 423

シンポジウム7:児童精神科医療における地域中核病院の役割と今後の展望

S7-1.基調報告―わが国における地域中核病院の現状と課題― 山崎 透 430
S7-2.神奈川県立こども医療センターこころの医療部門の活動と今後の展望 新井 卓 432
S7-4.児童精神科医療における地域中核病院の役割と今後の展望
―医療型障害児入所施設の立場から―
西田寿美 436

シンポジウム8:東日本大震災3年目の子ども支援―現状とこれから―

S8-1.管内の現状とこれからについて 武藤美由紀 444
S8-2.あの後学校では~ ―心の安定のために― 伊藤孝俊 448
S8-3.被災地の母子に寄り添って
―震災から3 年たった今みえる母子の姿―
河野理和子 452
S8-4.宮城県内における津波被害のあった小中学校の現状 高橋 匠 455
指定討論.東日本大震災3年目の子ども支援―指定討論として― 井出 浩 458
指定討論.被災地の現状と医療的支援のための多職種連携 八木淳子 460

総 説

子どもの発達と多言語使用 田宮 聡 468

症例研究

Anorexia Nervosa: 体重回復過程における肥満恐怖の変化
―認知の修正と半強制的定量摂食によるアプローチから―
稲沼邦夫 486

書 評

子どものこころの発達を知るシリーズ4 ADHDの子どもたち 岩坂英巳編著 飯田順三 500
ペアレント・メンター活動ハンドブック
―親と地域でつながる支援― 井上雅彦,吉川 徹,加藤 香編著
髙橋 脩 501
子どものこころの医学 中村和彦編著 桑原 斉 503
笠原嘉臨床論集「全体の科学」のために 笠原嘉著 早川徳香 504
子どもと家族の認知行動療法 3.PTSD P. スミス他著 亀岡智美 506
認知行動療法を活用した子どもの教室マネジメント ウェブスター・ストラットン著 岡田倫代 507

学会案内

509

編集だより

510