第50巻 50周年記念特集号 2009年8月1日発行

機関誌 

「児童青年精神医学とその近接領域」 
Japanese Journal of Child and Adolescent Psychiatry

第50巻 50周年記念特集号 2009年8月1日発行

50周年記念誌を発行するにあたって

・・・・・・・・・・・・・・・・市川宏伸・・ 1

Ⅰ.沿革:日本児童青年精神医学会の創設とその動きを見つめて

・・髙木隆郎・・ 2

Ⅱ.座談会:児童精神医学会発会にかかわって

 主催:日本児童青年精神医学会
 出席者:髙木隆郎,若林愼一郎,中根 晃,畠瀬 稔,中沢たえ子,小林育子,
 司会 :市川宏伸,本城秀次,飯田順三・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20

Ⅲ.児童青年精神医学50年

A.第1回総会,発足当時の思い出
 50年間の功罪・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・中沢たえ子・・ 56
 小沼十寸穂先生の教育精神医学と広島の児童精神医学・・・・・・・・品川浩三・・ 57
 発達を基盤にして子どもとかかわった50年・・・・・・・・・・・・・花田雅憲・・ 58
 学会創設と国立精神衛生研究所・・・・・・・・・・・・・・・・・・柏木 昭・・ 59
 学会創設と国立国府台病院児童精神科・・・・・・・・・・・渡辺 位(遺稿)・・ 61
 「精神遅滞を児童精神医学の対象へ」の試み・・・・・・・・・・・・高橋彰彦・・ 62
B.発会にかかわった方々
 高木四郎先生―走り抜けた先駆者―・・・・・・・・・・・・・・・中沢たえ子・・ 64
 村松常雄先生―わが国における児童精神医学のパイオニア―・・・・若林愼一郎・・ 66
 黒丸正四郎先生―人間の本質を多元的に追求された先生―・・・・・・花田雅憲・・ 67
 堀 要先生―児童精神科臨床の発達―・・・・・・・・・・・・・・若林愼一郎・・ 68
 池田数好先生―医学と教育の連携の基での児童精神医学の確立を目指した人―
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・村田豊久・・ 70
 平井信義先生―子どもに学び包括的実践・研究の発展を求めた人―・・齋藤慶子・・ 71
 詫摩武元先生―KlagesからAspergerへ―・・・・・・・・・・・・・・中根 晃・・ 73
C.歴代理事長
 初代理事長 村上 仁先生―20世紀の日本の偉大な精神病理学者―・・髙木隆郎・・ 75
 第2代理事長 岡田幸夫先生
 ―臨床・研究など全てに真摯に取り組まれた厳しく,やさしい先生―・花田雅憲・・ 76
 第3代理事長 中川四郎先生―神経症,精神生理から児童まで―・・・髙木隆郎・・ 78
 第4代理事長 牧田清志先生―国際交流と国際学会の日本開催に情熱を傾けて―
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・山崎晃資・・ 79
 第5代理事長・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・白橋宏一郎(遺稿)・・ 81
 第6代理事長―21世紀の児童精神科医療を目指し始めた時期―・・・若林愼一郎・・ 83
 第7代理事長―理事長選開始や大地震などの時節―・・・・・・・・・清水將之・・ 84
 第8代理事長―大学医学部における「児童(青年)精神医学講座」の新設を夢見て―
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・山崎晃資・・ 86
 第9代理事長―新しい時代を感じつつ―・・・・・・・・・・・・・・牛島定信・・ 87
 第10代理事長―児童青年精神医学会の新たな方向性を模索して―・・・市川宏伸・・ 89

Ⅳ.理事会,委員会活動の変遷

・・・・・・・・・・・・・・・・・・飯田順三・・ 91

Ⅴ.学会誌「児童青年精神医学とその近接領域」の変遷

 「児童青年精神医学とその近接領域」の変遷―前編―・・・・・・・・石坂好樹・・ 95
 「児童青年精神医学とその近接領域」の歴史―後編―・・・・・・・・清水將之・・101

Ⅵ.国際学会

第12回国際児童青年精神医学会(1990年7月16日~20日,国立京都国際会館)
 学会余聞・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・白橋宏一郎(遺稿)・・106
 学会開催の記・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・小倉 清・・107
 思い出の第12回国際児童青年精神医学会・・・・・・・・・・・・・・山崎晃資・・109
第1回アジア児童青年精神医学会(1996年4月18日~19日,東京・虎ノ門パストラル)
 第1回アジア児童青年精神医学会―アジア共通の課題と個別性の理解を求めて―
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・西園昌久・・110
 第1回アジア児童青年精神医学会の創立とその後の発展・・・・・・・山崎晃資・・111
近年の国際学会の動向
 国際学会連絡委員会委員長を担当して・・・・・・・・・・・・・・・白瀧貞昭・・113
 これからの国際学会の期待と課題・・・・・・・・・・・・・・・・・小野善郎・・114

Ⅶ.学会認定医制度の成り立ち

・・・・・・・・・・・・・・・・・・清水將之・・117

Ⅷ.児童青年精神医学の卒後教育

・・・・・・・・・・・・・・・・・西村良二・・120

Ⅸ.テーマ別展望論文(50年の流れと将来の展望)

 自閉症概念の変遷と今日の動向・・・・・・・・・・・・・・・・・・神尾陽子・・124
 発達障害・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・金生由紀子・・130
 AD/HD 50年の流れと将来の展望 ・・・・・・・・・・・・・・・・・田中康雄・・137
 不登校・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・齊藤万比古・・145
 青年のひきこもり・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・近藤直司・・156
 子ども虐待・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・杉山登志郎・・161
 児童相談所の50年の歴史と将来の展望・・・・・・・・・・・・・・・本間博彰・・174
 摂食障害50年の流れと将来の展望・・・・・・・・・・・・・・・・・切池信夫・・179
 統合失調症・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・松本英夫・・186
 Post-traumatic Stress Disorder(PTSD)・・・・・・・・・・・・・長尾圭造・・193
 乳幼児精神医学50年の歩みと今後の展望・・・・・・・・・・・・・・吉田敬子・・199
 うつ病・躁うつ病・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・傳田健三・・209
 司法をめぐる問題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・高岡 健・・217
 児童青年精神医療における心理療法・・・・・・・・・・・・・・・森岡由起子・・222

Ⅹ.展望

 学会の展望・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・市川宏伸・・228
 学会の今後を考える・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・清水將之・・232
 これからの学会に望むこと・・・・・・・・・・・・・・・・・・・門 眞一郎・・236

年表

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(清水將之編)・・239

資料

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・252
 創立より第50回までの総会の内容
 第1回総会の演題(再録)
 学会の動向(会員数,会計規模,認定医数)
 学会誌(表紙の変遷,学会誌の内容と論文数,編集委員一覧)

編集後記

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・274