機関誌
「児童青年精神医学とその近接領域」
Japanese Journal of Child and Adolescent Psychiatry
第59巻 第4号 2018年8月1日発行
第58回日本児童青年精神医学会総会特集(Ⅱ)
テーマ:普遍性と個別性のバランス
シンポジウム1:ASDの神経生物学の最前線─基礎と臨床の架橋─
S01-1.マイクログリアによるASD回路の再編 | 安藤めぐみ,池谷裕二,小山隆太 | 350 |
S01-2.出生~発達の偏り~自閉スペクトラム症: 浜松母と子の出生コホート研究から |
土屋賢治 | 356 |
S01-3.血中ラジカル消去活性に着目した自閉症エネルギー 代謝異常の研究 |
松﨑秀夫 | 359 |
S01-4.mTOR阻害薬を用いたASDの薬物治療 | 水口 雅 | 363 |
シンポジウム2:効果が実証された子どものトラウマ治療─医療機関におけるTF-CBTの展開─
S02-1.岩手医科大学附属病院・いわて こどもケアセンターにおけるTF-CBTの実践 |
八木淳子,山家健仁,吉岡靖史,内出 希, 三浦光子,小川香織,伊東史ヱ,小野舟瑛 |
369 |
S02-2.国府台病院における実践 | 牛島洋景 | 376 |
S02-4.大阪母子医療センターにおけるTF-CBTの実践 | 三宅和佳子 | 381 |
シンポジウム3:いじめと自殺の関連性─いじめ調査委員会の経験を踏まえて─
S03-1.若年者の自殺企図の臨床的特徴 | 三上克央,渡邉己弦 | 387 |
S03-3.いじめ問題に関する第三者委員会において児童精神科に求められるもの ─委員を引き受けた経験から─ |
吉田弘和 | 393 |
S03-4.いじめ調査委員会における事実認定─民事訴訟との違いを念頭に─ | 木下裕一 | 398 |
シンポジウム4:思春期を中心とした学校精神保健
S04-2.学校から見た校内・校外連携の課題 | 小笹祥子 | 405 |
S04-3.保護者・学校・医療の同時面談システム | 清水里美 | 409 |
S04-4.教員の専門性の限界と学校組織の課題 | 三輪秀文 | 413 |
シンポジウム5:発達障害のトランジション(幼児から大人まで)
S05-2.発達障害臨床における児童精神科医の役割 | 原田剛志 | 420 |
S05-3.成人発達障害者が社会に出会うとき | 米田衆介 | 425 |
シンポジウム6:若手児童精神科医の研修の実状と方向性について
S06-1.研修プログラムが確立されている病院研修中の 立場から |
野路恵里佳 | 437 |
S06-2.研修プログラムが確立されている病院での 研修後に地元で診療する立場より |
牧野和紀 | 440 |
S06-3.児童精神科病棟のある民間病院にて 研鑽後に地元で診療中の立場から ─民間病院で学べること 生かせること─ |
岸本光一,岩坂英巳,柳橋達彦,佐山英美, 笠原麻里,徳山明広,平尾文雄 |
444 |
S06-4.大学病院で勤務継続する精神科医の立場から | 辻井農亜 | 457 |
研究資料
学校における摂食障害の児童・生徒の早期発見と 支援のためのアンケート調査に関する研究 ─4県の養護教諭を対象とした質問紙調査より─ |
清家かおる,中里道子,花澤 寿,石川慎一, 河邉憲太郎,堀内史枝,高宮静男 |
461 |
追悼文
本城秀次先生と児童青年精神医学 | 杉山登志郎 | 474 |
書 評
すずちゃんののうみそ─自閉症スペクトラム(ASD)のすずちゃんの, ママからのおてがみ─ 竹山美奈子文,三木葉苗絵,宇野洋太監修 |
市川宏伸 | 477 |
なぜ子どもは自殺するのか─その実態とエビデンスに基づく予防戦略─ 傳田健三著 | 本多奈美 | 478 |
思春期の育ちと高校教育─なぜみんな高校へ行くんだろう?─ 小野善郎著 | 館農 勝 | 480 |
子どものこころの発達を知る8 非行と反抗がおさえられない子どもたち ─生物・心理・社会モデルから見る素行症・反抗挑発症の子へのアプローチ─ 富田 拓著 |
上野千穂 | 482 |
児童福祉施設の心理ケア─力動精神医学からみた子どもの心─ 生地 新著 | 渡部京太 | 484 |
イラストでわかる子どもの認知行動療法─困ったときの解決スキル36─ 石川信一著 | 亀岡智美 | 486 |
誰もが知りたいADHDの疑問に答える本 ステファン・P・ヒンショー他著,石坂好樹他訳 | 太田豊作 | 487 |
会 告
理事会議事録 | 489 |
代議員会議事録 | 491 |
認定医更新における単位取得が認定された学会・研究会の活動状況 | 532 |
編集だより
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