機関誌
「児童青年精神医学とその近接領域」
Japanese Journal of Child and Adolescent Psychiatry
第64巻 第5号 2023年11月1日発行
第63回日本児童青年精神医学会総会特集(Ⅱ)
テーマ:こころの発達,それを支えるコミュニティ
シンポジウム1:発達障害グレイゾーン診断閾下の外来支援─その定義と治療意義─
S1-1.児童精神科診療所からみたグレイゾーンの範囲と治療意義 | 大瀧和男 | 514 |
S1-2.青年期以降に受診する発達障害グレーゾーンについて | 村上伸治 | 520 |
S1-3.メンタルヘルスの枠組みから閾下の発達障害の治療を考える | 神尾陽子 | 526 |
S1-4.診断閾下の発達障害の臨床的諸問題─精神病理学の立場から─ | 内海 健 | 530 |
シンポジウム2:様々な視点から見るゲームとネットの嗜癖
S2-1.子どものネット・ゲーム依存に対する家族の対応 | 堅田和子 | 538 |
S2-2.スマホ時代の子どもたちのために─教育の視点から─ | 竹内和雄 | 545 |
S2-3.オンラインゲームの世界で子どもたちは何をしているんだろう─児童精神科医の立場から─ 関 正樹 |
546 | |
S2-4.それまでほとんど成人が受診対象だった依存・嗜癖医療機関からの視点 | 中山秀紀 | 551 |
シンポジウム3:地域における診療体制整備と人材育成
S3-1.中核市及びそれを取り巻く地域における発達障害診療体制整備と人材育成 高橋和俊,加藤知子,廣瀬三恵子,須佐史信,八ツ賀千穂,高橋実花 |
558 | |
S3-2.岐阜県の発達障害支援システムの現状と課題 | 関 正樹 | 564 |
S3-3.県の医療機関を活用した県域を包括する発達障害診療体制整備─成人移行を中心に─ 佐竹隆宏,山口穂菜美 |
569 | |
S3-4.長野県発達障がい診療人材育成事業 | 篠山大明 | 577 |
シンポジウム4:障害福祉制度
S4-1.療育手帳の全国統一化に向けての課題 辻井正次,村山恭朗,伊藤大幸 |
582 | |
S4-2.特別児童扶養手当(知的障害・精神の障害)認定診断書改定案および 等級判定ガイドライン案の作成 |
本田秀夫 | 586 |
S4-3.障害児支援─課題は何か?─ | 内山登紀夫 | 587 |
S4-4.成人期・高齢期の発達障害者に関する話題 | 日詰正文 | 588 |
S4-5.発達障害児の早期支援体制の現状とこれから | 小林真理子 | 595 |
シンポジウム5:神経発達症の子どもとトラウマ
S5-1.注意欠如・多動症の子どもとトラウマ | 岡﨑康輔 | 598 |
S5-2.自閉スペクトラム症とトラウマ反応 | 岡田 俊 | 603 |
S5-3.トラウマ臨床における神経発達症 | 亀岡智美 | 606 |
S5-4.診療所からみえる神経発達症の子どもとトラウマ ─トラウマを受けやすい子どもたち─ |
大瀧和男 | 611 |
シンポジウム6:学童・思春期の縦断的な学校コホート─客観的指標と連携システムについて─
S6-1.子どもの抑うつ症状のスクリーニング尺度 Patient Health Questionnaire modified for Adolescents と尺度を用いた支援体制の構築 |
足立匡基 | 619 |
S6-2.大規模コホート調査を用いた子どもの発達障害特性とメンタルヘルス, 行動問題の関連の縦断的検証 髙柳伸哉,伊藤大幸,浜田 恵,明翫光宜,村山恭朗,辻井正次 |
625 | |
S6-3.コロナ禍における子どものメンタルヘルスの推移 ─教育委員会との連携による全校調査の結果から─ |
和久田 学 | 631 |
S6-4.子どもたちから得られた客観的心理指標を活かす地域連携システム | 桝屋二郎 | 638 |
原 著
強度行動障害を伴う知的・発達障害入院患者の実態と非薬物療法・薬物療法の現状,行動制限
會田千重,西村泰亮,山元美和子,石津良子,山下葉子,小林百雲子,
上野雄文,谷口 謙,元山 淳,坂尾良一,遠藤尚宏,杠 岳文 |
642 |
研究資料
児童青年精神医学における臨床研究教育のあり方 ─日本児童青年精神医学会生涯教育に関する委員会臨床研究教育セミナーの効果─ 佐藤晋治,横内克佳,木村一優,太田豊作,小坂浩隆,関 正樹,
田中容子,辻井農亜,森野百合子,吉川 徹,吉田敬子 |
655 |
会 告
理事会議事録 | 667 |
編集だより
693
第64巻人名索引
694
第64巻事項索引
700
第64巻Key words 索引
706
第64巻総目次
i∼xi