児童青年精神医学用語集

2021年6月20日

児童青年精神医学用語集2021年版

児童青年精神医学用語集改訂委員会
岡田 俊(委員長)小坂浩隆(担当理事)
會田千重 小川しおり 藤岡 徹 堀内史枝

 本学会が編纂した『児童青年精神医学用語集』は、初めて作成された1999年版を2016年に改訂し、会員の先生方にお役立ていただいておりました。前委員会において4年ごとの改訂が提案されており、昨年総会以降、当委員会では討議を重ね、改訂作業を進めて参りました。さらに、委員会で作成した「児童青年精神医学用語集(案)2021年版」に対して、会員からご意見を募り修整を加えた結果、このたび理事会の承認を得ました。ここに『児童青年精神医学用語集2021年版』を公開いたします。
 よろしくご活用いただけますようお願い申し上げます。

Ⅰ 編纂方針

(1)目的:学会誌への投稿、学術総会のための抄録やスライドの作成、認定医レポートの執筆などに際して、会員が常に参照しうる用語集を編纂する。
(2)収載範囲:精神医学用語に限らず、心理学・教育学・福祉学・その他の用語までをも広く収載する。臨床用語だけでなく、実験・仮説に関する用語も収載する。歴史的用語も含めるが、注記を付すこととする。
(3)用語の採集:旧用語集に収載されている全用語と、2005年以降に刊行された学会誌バックナンバーの「事項索引」および 「Key Words」に収載されている全用語を対象として、収載の適否を決定する。
(4)医学用語ではない一般の用語、人名などの固有名詞、薬剤名は、いずれも収載しない。
(5)医学用語であっても、児童青年精神医学の領域で広く使われているとまではいえない用語は、原則として収載しない。一方、一般医学用語あるいは成人の精神医学用語であっても、児童青年精神医学に関連する場合は、原則として収載する。
(6)日本語訳の変更に伴い、2つ以上の日本語が用いられている場合は、いずれも収載する。ただし、一部の訳語は歴史的用語として扱う。
(7)外国語は原則として英語を採用する。

Ⅱ 凡例

(1)第1部は外国語索引編とする。①各項目は、左側より見出し語(外国語)、日本語、略語、注記により構成する。②アルファベット順に配列し、数字からはじまる項目はアルファベット表記に置き換えて配列する。(例:3→「t」)③法律名などで定冠詞(the)からはじまる用語は、定冠詞を省いて配列する。
(2)第2部は日本語索引編とする。①各項目は、左側より見出し語(日本語)、外国語、略語、注記により構成する。②五十音順に配列し、数字からはじまる項目はカナ表記に置き換えて配列する(例:3→「サ」)。③濁音からはじまる用語は、濁点をとった清音とみなして配列する(例:が→「カ」)。④外国語をそのまま用いる場合、出来る限りカタカナで表記する(例:アイデンティティ)が、カタカナ表記が一般化していない場合はアルファベット表記のままとし、その発音に近いカタカナ表記に基づいて配列する(例:Vineland-Ⅱ適応行動尺度→「ヴ」→「ウ」)。

Ⅲ 用語集本文

1.日本語索引編

2.外国語索引編

(2021年6月20日改訂)