司会:小野 美樹(生涯教育に関する委員会、京都大学医学研究科脳病態生理学講座・精神医学)
佐藤 晋治(生涯教育に関する委員会、大分大学教育学部附属教育実践総合センター)
講義:
臨床研究序論:研究の科学性と倫理性を考える
中川 敦夫(慶応義塾大学病院臨床推進センター)
なぜ臨床研究を行うのか
松岡 豊 (国立がん研究センター社会と健康研究センター健康支援研究部)
グループワーク:研究疑問(PECO/PICO)作り
<セミナーの概要>
このセミナーでは、臨床研究を行うにあたり必要な倫理的配慮および、研究計画の骨格となる研究疑問(PECO/PICO)の作り方について学びます。講義とグループワークの2部形式です。講義のあとに、小グループに分かれて、研究疑問(PECO/PICO)を作ります。
臨床研究は、「〇〇病のA治療法は効果あるのか?」「××は、〇〇病の要因なのか?」というような臨床の疑問から始まります。この臨床疑問は臨床現場から生まれます。言い換えると、その疑問に科学的根拠をもって答える作業が臨床研究になります。研究を実際に行う予定がなくても、研究の視点を持つことは、エビデンスのある診断、治療選択などにつながり、臨床に必ず生かされます。研究をされたことがない方も気軽にご参加ください。今まで研究疑問を作ったことがない方も大歓迎です。各グループにはファシリテーターが付きサポートします。セミナーの後には、新たな視点をもって臨床現場に臨めると思います。